第10章 定住
人々はまた、人工の湿地も切り開き、そこでウナギの稚魚を食用になるまで大きく育てた。大量に捕まえたウナギが余ると、オフシーズンのために保存しておいた
ウナギの養殖って出来るのか…
何世代にもわたり1箇所にとどまることで、社会の不平等や職業の専門化, リーダーによる統率の黙認などの条件が表出されやすくなった
狩猟採集民のバンドには闘争すべき階級が存在しなかったというのは驚きだが、定住をきっかけに階級的なものが徐々に生まれた?というのは感覚的に理解できる。メソアメリカ地域も同じく定住をもとに社会の階層化が進んだという説が有力(紀元前1200年~ )
人類の先史時代の研究の多くは動物の家畜化,植物の栽培が重要な契機となって、文明において権力や役割の差が出現するようになった
ちなみに、メソアメリカの場合は家畜化される動物が犬ぐらいしかいないのと、植物の栽培が定住の6000年前から始まっていたことを考えると当てはまらないかもしれない。定住を開始したという方がきっかけとして重要だったっぽい。
マツカケス
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0a/Gymnorhinus_cyanocephalus1.jpg
グドール
霊長類学者のジェーン・グドールさんのことかな
10章は後半がおもしろいんだよなー